任意和解(債務弁済承認契約)と過払い請求①

こんにちは、司法書士法人ジェネシス静岡支店です。

取引期間中に、返済が苦しくなるなどの事情により、貸金業者との間で約定残高を一部カット・将来利息カットなどの条件で任意和解(債務承認弁済契約)をしているケースがあります。

しかし、当時の債務残高100万円を将来利息カットで返済していくという和解をしている場合で、実際に引き直し計算をしてみると、和解の時点で既に50万円の過払い金が発生していた、という場合もあるのです。

貸金業者には、過払い金が発生しているなどの事情を知らない借主に、有利な条件(将来利息カット)を提示し、今後の過払い請求を阻止するという意図があると考えられます。

和解書には、今後の返済額などが示され、それに従い返済していくのですが、和解書の中に「本和解書が定める他には、貸金業者と借主との間には、何らの債権債務の無いことを確認する」などの文言が含まれていることがあり、これを「清算条項」といいます。

清算条項がなければ、過払い請求が妨げられることはあまり無いかとは考えられますが、清算条項がある場合には、和解により、貸金業者と借主との間の、過払い金返還請求も含めたすべての債権債務を清算する意思があったとされ、過払い請求が妨げられることがあります。

貸金業者の狙いは、今後の過払い請求を阻止することにあるため、通常、任意和解を締結している場合には、清算条項が含まれていることがほとんどです。

しかし、任意和解によりその後の過払い請求が妨げられることは、知識に乏しい借主にとって大きな不利益になります。

次回は、任意和解を行っている場合の過払い請求に際して、どのような主張が考えられるかをお話したいと思います。

スタッフ Y

関連記事

ジェネシスグループ

東京事務所
JR山手線・総武線・京浜東北線
東京メトロ 日比谷線、TX線
秋葉原駅電気街口 徒歩9分 東京メトロ銀座線 末広町駅4番出口 徒歩1分 東京メトロ千代田線 湯島駅6番出口 徒歩5分 東京メトロ銀座線 上野広小路駅A1出口 徒歩6分 JR山手線 御徒町駅南口 徒歩8分
千葉事務所
常磐線 柏駅東口 徒歩5分
兵庫事務所
山陽本線 姫路駅 徒歩7分
福岡事務所
鹿児島本線 博多駅博多口 徒歩8分
広島事務所
山陽本線 福山駅北口 徒歩7分
大阪事務所
東海道本線 大阪駅南口 徒歩9分
ページ上部へ戻る